排便のしくみ
普段何気なく行っている排便ですが、そのメカニズムには2つの運動が関係しています。
1.胃・大腸反射
食べ物が胃に入ると、胃は大腸へ信号を送ります。
その信号を受取った大腸は反射的に、便を大腸へ送り出すよう「ぜん動運動」を開始します。
2.直腸・結腸反応
次に便が結腸から直腸へ送り出されると、骨盤神経から大脳に向けて「便が来た」という信号が送られ、便意が起こります。
この時、大脳と同時に直腸上部にもこの信号が送られ、蠕動運動が開始されます。
我々が便意を感じ、トイレで準備態勢につくと、脳は下腹部に対して「いきむ」ようにと信号を出します。
そこでお腹に力を入れると、肛門括約筋が緩み、便が排出されていくのです。